エージェントの設定ファイルはこの 1 枚だけ。基本はダッシュボードからダウンロードしたまま使えます(キーは 2 つだけ)。 このページは「必要になったときに足すオプション」の全リファレンスです。
canal 詳細の「セットアップ」タブからダウンロードしたwirecanal.jsonは、そのままで動きます。中身はこの 2 キーだけです。
{
"access_key": "ck_xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx",
"forward_target": "localhost:3000"
}| キー | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
access_key | 必須 | canal ごとの接続キー(ck_で始まる)。これ 1 つで「どの canal か」が決まり、公開ホスト名などの設定はクラウド側から自動で取得されます。失効・再発行はダッシュボードからいつでもできます。 |
forward_target | 必須 | 届いた通信を渡すローカルの宛先。"localhost:3000"のようにホスト:ポートで書きます。エージェントはここに書いた宛先以外へは絶対に接続しません(転送先の固定)。 |
wirecanal.jsonを書き換えたら、エージェントを再起動してください(Windows サービスならservice stop→service start)。 また、動作中のエージェントには手元の wirecanal.json が正です——転送先がクラウド側から書き換えられることはありません。 間違った設定のときは、起動時に理由を表示して止まります(間違ったまま動き続けることはありません)。
必要になったら、基本形に 1 行足すだけです。
| キー | 既定 | 説明・例 |
|---|---|---|
lang | "ja" | 起動メッセージやログの表示言語。英語にするなら"lang": "en"。海外拠点のサーバーに便利です。 |
access_log | true | 届いたリクエストをエージェントのコンソールに表示するか。静かにしたいときは"access_log": false。 |
auto_update | true | 新しい版が出たら自動で入れ替える(配布物の署名を検証してから適用・失敗時は直前の版へ自動で戻る)。止めたいときだけ"auto_update": false。 |
proxy_url | なし | プロキシ必須の社内ネットワーク用。"proxy_url": "http://proxy.example.co.jp:8080"(Basic 認証はhttp://user:pass@proxy:8080)。環境変数のプロキシ設定は参照しません=このキーに書いたときだけ経由します。適用されるのは外向きの接続だけで、転送先(社内向き)には適用されません。 |
1 つのエージェント(1 プロセス)で複数の canal を同時に開通できます。canals配列を使います (ダッシュボードのセットアップタブで複数選択してダウンロードすると、この形式で生成されます)。
{
"canals": [
{ "access_key": "ck_xxxxxxxx...", "forward_target": "localhost:3000" },
{ "access_key": "ck_yyyyyyyy...", "forward_target": "localhost:8080" }
],
"lang": "ja"
}lang・access_log・proxy_url・auto_updateなどの共通オプションはトップレベルに書くと全 canal に効きます(各エントリの中には書けません)。canalsとトップレベルのaccess_key/forward_targetの併用はできません(どちらかの形式に統一)。まとめられるのは 32 件までです。MCP canal のwirecanal.jsonは 4 キーになります。どのツールを外の AI に見せるかは、この手元のファイルだけが決めます(クラウド側から変更されることはありません=許可の台帳は社内が握る two-key 設計)。
{
"access_key": "ck_xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx",
"forward_target": "localhost:9310",
"mode": "mcp",
"tools": {
"default": "deny",
"allow": ["search_documents", "get_ticket"],
"deny_destructive": true,
"hide_denied_in_list": true
}
}| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
mode | 自動 | canal の種別に合わせてダッシュボードが生成します(MCP canal なら"mcp")。手で書き換える必要はありません(種別と食い違うと起動時に止まって教えてくれます)。 |
tools.default | "deny" | 許可リストにないツールの扱い。既定のdenyのままがおすすめです(allow一覧が空のままなら「接続はできるが全ツールお断り」から安全に始まります)。 |
tools.allow | [] | 外の AI に見せてよいツール名の一覧(完全一致)。 |
tools.deny_destructive | false | trueにすると、delete / drop / remove など変更系の名前を持つツールをまとめて許可しません(許可リストより優先)。 |
tools.hide_denied_in_list | false | trueにすると、許可していないツールは AI から見える一覧(tools/list)にもそもそも載せません。 |
以下は既定のままで運用できるオプションです。要件があるときだけ足してください。
| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
forward_target(詳細形) | — | 文字列の代わりにオブジェクトでも書けます:{"host": "127.0.0.1", "port": 3001, "scheme": "http"}。転送先を HTTPS で受けているなら"scheme": "https"。宛先に使えるのは localhost 系だけで、社内の別ホスト名(FQDN)を指定したい場合のみ"allow_hostnames": trueを明示します(意図しない宛先への転送を防ぐため、既定では許可していません)。 |
timeouts | — | 予約キー(将来対応。現在のエージェントは内部既定で動作し、このキーを書いても動作は変わりません)。応答をどこまで待つか(既定 120 秒)は、サーバー側の canal 設定で変更できます: canal 詳細のセットアップタブ、または公開 API のresponse_timeout_sec(有償プラン・最大 3600 秒)。 |
reconnect | 自動 | 再接続の間隔。base: "1s"からmax_interval: "30s"まで徐々に延ばし、打ち切らずに粘ります(常駐前提)。 |
limits | — | 予約キー(将来対応。現在のエージェントは内部既定で動作し、このキーを書いても動作は変わりません)。流量の制御はサーバー側(プランと共通基盤)で行っています。 |
audit | 無効 | ツール呼び出しの操作記録を手元に残します:{"enabled": true, "path": "ログの出力先", "hash_chain": true}。hash_chainは記録の改変を検出できる形式。記録は既定で社内に閉じます(ship_metadata_to_edgeは既定false)。 |
kill_switch | なし | 緊急停止ファイルの場所:{"file": "パス"}。このファイルを置いた瞬間に、すべての転送を即時に止めます(削除すれば再開)。 |
wirecanal.jsonには接続キーが入っています。読み取りを本人だけに絞ってください(Linux / macOS はchmod 600・Windows はフォルダのアクセス許可)。"__"で始まるキー(例"__about")が無視されるので、メモとして使えます。